会議で発言できないなんて言わせない!ロジカルシンキングで自信をつける方法


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会議で意見を求められても、うまく言葉が出てこない。発言したいことはあるのに、内容がまとまらず発言をためらってしまう。そんな経験はありませんか?
もしかしたら、それは「ロジカルシンキング」のスキルが不足しているからかもしれません。
ロジカルシンキングは、物事を筋道立てて考えることで、複雑な情報も整理し、説得力のある意見として伝えることができる強力なツールです。
この記事では、会議での発言に自信がないあなたのために、ロジカルシンキングの基礎から実践で役立つ思考法、そして会議で堂々と発言するための具体的なコツを分かりやすく解説します。今日から実践して、もう会議で黙っている自分にサヨナラしましょう。

なぜ会議で発言できないのか?その根本原因を知る

会議で発言できない理由は人それぞれですが、多くのケースで共通しているのは、「自分の意見に自信が持てない」ことです。自信が持てない原因は、主に以下の3つが考えられます。

  • 漠然とした不安
    • 「的外れなことを言ってしまうのではないか」
    • 「論理的に反論されたらどうしよう」
    • 「そもそも何を話せばいいのか分からない」

これらの不安は、頭の中の情報が整理されていないことから生まれます。ロジカルシンキングは、この漠然とした不安を解消し、自分の考えを明確にするための第一歩です。

ロジカルシンキングの基本「MECE」と「ロジックツリー」

ロジカルシンキングの基本として、まず押さえておきたいのが「MECE(ミーシー)」と「ロジックツリー」です。

  • MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)
    • 「モレなく、ダブりなく」という意味です。
    • あるテーマを考える際に、全ての要素を網羅し、かつ重複がないように整理する思考法です。
    • たとえば、「顧客満足度を向上させる」というテーマをMECEで考えると、「商品・サービスの品質」「接客態度」「価格設定」「アフターサービス」といった要素に分解できます。
  • ロジックツリー
    • MECEを使って分解した要素を、木の枝のように階層的に広げていく思考法です。
    • たとえば、「売上を上げるには?」という問いに対して、「客数を増やす」「客単価を上げる」と分解し、さらにそれぞれを細かく掘り下げていきます。
    • このツリーを作成することで、課題の全体像を把握し、具体的な解決策を導き出すことができます。

思考を整理し、会議で発言するためのフレームワーク

会議で意見を述べる際、相手に伝わりやすく、かつ説得力を持たせるための便利なフレームワークを2つご紹介します。

  • PREP法(プレップ法)
    • Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)
    • 先に結論を述べ、その後に理由と具体例を付け加えることで、相手に最も伝えたいことが明確になります。
    • 例:「私はこのプロジェクトに賛成です(結論)。なぜなら、顧客のニーズを的確に捉えているからです(理由)。実際、先日行ったアンケート調査では、同様の機能に対する要望が80%を超えました(具体例)。そのため、このプロジェクトは成功する可能性が高いと考えます(結論)。」
  • So What? / Why So?
    • So What?(だから何?)
    • 提示された情報や事実から、何が言えるのかを導き出す思考法です。
    • 例:「先月の売上が前年比20%減でした」という事実に対して、「だから、どうすべきなのか?」を考えます。
    • Why So?(なぜそうなる?)
    • 「なぜそう言えるのか?」を問うことで、より深い洞察や根拠を掘り下げていく思考法です。
    • 例:「この商品が売れている」という結論に対して、「なぜ売れているのか?」を考えます。


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相手に伝わる発言のコツと話し方のポイント

ロジカルに考えた意見も、うまく伝えられなければ意味がありません。ここでは、より効果的に発言するためのコツを3つご紹介します。

  1. 結論から話す
    • PREP法でも述べたように、まずは「私は〇〇だと思います」と結論から切り出しましょう。
    • 結論を最初に伝えることで、聞く側はあなたの話の全体像を素早く把握できます。
  2. 根拠や具体例を明確にする
    • 「なぜそう言えるのか?」という問いに答えられるよう、数字や事実を交えて説明しましょう。
    • 説得力が増し、あなたの発言が単なる意見ではなく、確固たる根拠に基づいたものであることが伝わります。
  3. 簡潔に、わかりやすく
    • 伝えたいことを一つに絞り、専門用語を避け、誰もが理解できる言葉で話しましょう。
    • 長々と話すのではなく、要点をまとめて端的に話す練習をすることが大切です。

練習あるのみ!会議以外の日常でできるロジカルシンキング術

ロジカルシンキングは、一朝一夕で身につくものではありません。日頃から意識して練習することが重要です。

  • ニュースや記事の要約
    • ニュース記事を読み、「筆者が最も伝えたいことは何か(結論)」「その根拠は何か」を意識して読む習慣をつけましょう。
    • 記事を読んだ後に、誰かに内容を説明するつもりで要点をまとめてみるのも効果的です。
  • 日常の出来事をMECEで考える
    • スーパーで買い物をする際、「買いたいもの」を「野菜」「肉」「魚」「調味料」といったMECEで分類してみましょう。
    • 一見単純なことですが、物事を体系的に捉える練習になります。
  • 誰かに何かを説明する練習
    • 友人や家族に、自分が最近観た映画や読んだ本の内容を、PREP法を使って説明してみましょう。
    • 「結論から話す」「具体例を入れる」を意識することで、より実践的な練習になります。

これらの練習を積み重ねることで、あなたの思考は徐々に整理され、会議でも堂々と自信を持って発言できるようになるはずです。

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